φ300mm以上の口径大口径紙管

大口径紙管

当社では、φ300mm以上の紙管を大口径紙管と呼び、300～608mmまでの範囲で10種類ほどを標準サイズとして製造しております。ご希望のサイズがない場合は、紙管製造機に設置する鉄芯を製作して対応させていただきます。

大口径紙管には、平巻とスパイラル巻があります。平巻は強度が出るので、金属薄板を巻くのに用いられます。スパイラル巻は、工事現場の型枠の中に入れるボイド管として用いられたり、ショーウィンドウのディスプレイ用として用いられたりすることもあります。

スパイラル巻には、表面に上質紙を巻くことが可能ですので、表面の色や柄を自由にできます。また、スパイラル巻なので、長さにも自由度があり、1,800mm以上の長さの大口径紙管が必要な場合には、スパイラル巻が選ばれます。

大口径紙管の
材質・サイズなど

材質・原紙 硬質紙（A級原紙）または一般原紙（B～C級原紙）
用途 金属薄板、型枠のボイド管、ショーウィンドウのディスプレイ用
内径 300mm～608mmで10種類ほど。
厚さ 3mm～30mmで、1mm単位で製造いたします。
長さ 50mm～1,800mmまで、1mm単位で切断いたします。それ以上の長さの場合は、鋸刃での切断になり長さ精度が若干悪くなりますが、輸送できる長さまで対応いたします。
巻き方 スパイラル巻き、平巻き
強度 ご要望に応じて厚さや紙管原紙の種類で調整いたします。
表面の色 平巻は茶色のみ。スパイラル巻は、茶色もしくは上質紙の色でさまざまな色のバリエーションが可能です。
端面処理 不可
販売単位 平巻の場合は、合計の長さが10m以上のご注文に対応いたします。（例、1mの紙管であれば10本以上）スパイラル巻は合計の長さが50m以上のご注文から対応いたします。
廃棄方法 材質が紙ですので、再生紙もしくは可燃ごみとして廃棄が可能です。

特筆事項

ご注文の際に平巻かスパイラル巻をお選びください

金属薄板を巻かれる場合は平巻が最適です。長さ1,800mm以上の大口径紙管をご利用の場合や、表面の色を茶色以外のお好みの色にしたい場合は、スパイラル巻になります。

ご注文の流れ

  1. まずは、お電話ください

    お電話で、お求めの紙管の種類や用途、サイズ、数量などをお聞かせください。営業担当者が必要に応じて、お客様の元へ伺います。用途、サイズ、本数、納入場所、ご予算、納期等の打ち合わせをいたします。

  2. 見積書提出

    お打ち合わせ後にお見積書を出させていただきます。

  3. ご発注

    お見積り金額や納期、その他条件等にご納得いただけましたら、ご発注ください。すぐさま大口径紙管製造に取り掛かります。

  4. 製造開始

    大口径紙管製造開始直後と最後に抜取で耐圧検査（破壊検査）をします。

  5. 納品

    当社トラック、もしくは宅配便でお届けします。基本的にご発注より10日以内のお届けとなります。

よくあるご質問

大口径紙管は、どれぐらいの長さまで対応できますか？

50mm～1,800mmまで、1mm単位で切断いたします。それ以上の長さの場合は、鋸刃での切断になり長さ精度が若干悪くなりますが、輸送できる長さまで対応いたします。

外径重視で作ってもらえますか？

外径は、内径＋厚さ×２ですので、内径と厚みで調整して製作いたします。

対応できる色は何ですか？

平巻の場合は、紙管原紙の色（茶色）の1種類に対応しています。スパイラル巻の場合は、表面に上質紙を巻くことが可能ですので、色のバリエーションが豊富です。見本をご用意しておりますので、当社営業担当までご相談ください。

スパイラル巻の表面に巻くことができる紙は、上質紙以外にありますか？

剥離紙やクッション材を巻くことも可能です。用途に合わせてご利用ください。

金属を巻きたい場合の注文方法は？

大口径紙管の平巻をご注文ください。

小ロットでも対応してもらえますか？

小ロットでも対応可能です。基本的に合計の長さが10mからとなります。それ以下での対応もしております。

初めてのお取引で小ロットのお客様には、代金引換でのお支払いをお願いしております。

納品はどこにでも運んでもらえますか？

日本国内であれば、基本的にどこにでも配送いたします。配送方法は、当社所有のトラックもしくは宅配便の利用となります。

納品場所を分けて配送してもらえますか？

対応可能です。

最短どれぐらいの期間で製造してもらえますか？

基本的にご注文より10日程度でお届けになります。工場の生産状況によりますが、納品まで１週間以内でお届けすることも可能です。

出来上がった大口径紙管を工場まで取りに行ってもいいですか？

ご対応いたします。納期を急いでおられる方や工場のご近所の方など、工場まで取りに来られる方もいらっしゃいます。大口径紙管の出来上がり日をお知らせいたしますので、そのタイミングに合わせてお越しください。

工場の見学をしたいのですが。

ぜひお越しください。まずは、お電話にて工場見学のご予約をください。

ごあいさつ

当社は、日本国内でも数少ない一貫メーカーで製紙・紙管を専門とする製造・販売会社です。長年培った経験と技術で、お客様からいただくさまざまな大口径紙管のご要望に対応いたします。

当社では、お客様へのヒアリングを大切にしています。お客様の用途によっては、大口径紙管以外の紙管の方が便利であったり、コスト削減が可能となる場合もあります。

まずは、お電話にて大口径紙管をどのような用途にご使用になるのかお聞かせください。

当社工場は、ISO9001に基づいて5S改善を行っています。大口径紙管の品質をさらに高めるべく、日々精進しています。また、当社ではゼロエミッションやエコにも積極的に取り組み、使い終わった紙管を捨てずにリサイクルをしています。そして、紙管のリサイクルは当社本社工場内で行っています。

大口径紙管のことなら、立山製紙にぜひお任せください。