特大紙管

特大紙管の種類

紙管は、名の如く紙の筒のことですが、当社の工場では、特大の紙管も製造可能です。特大の太い紙管には、スパイラル紙管と平巻があります。スパイラル紙管は、スパイラル状に紙を巻いた紙管のことです。平巻紙管は、紙を筒状に巻いていったものです。

スパイラル紙管

写真は、スパイラル紙管の製造工程の一部です。スパイラル紙管は、スパイラル状に紙が巻かれていくので、斜めに線が入っていることが特徴です。

スパイラル紙管は、紙管の長さに自由度があります。しかし、厚みを出すためには紙テープをたくさん重ね合わせることが必要なため、製造に限界があります。

スパイラル紙管の詳細は、「スパイラル紙管とは」をご覧ください。


平巻紙管

写真は、平巻紙管です。平巻紙管は、紙を斜めでなく水平方向に筒状に巻いていきます。

平巻紙管の長さの限界は、原紙の幅です。そのため、スパイラル紙管と比べて、長さに限界がありますが、何重にも紙管を巻いていくことができるので、厚みに自由度があります。分厚い紙管を作るためには、紙管を何重にも巻いたら良いからです。

平巻紙管の詳細は、「平巻紙管とは」をご覧ください。

特大紙管の寸法

マンドレル(鉄芯)の直径と紙管の内径

特大紙管の内径は、紙管製造機に設置するマンドレル(鉄芯)の直径によります。直径が太い紙管を製造するときには、太いマンドレル(鉄芯)を用います。平巻紙管ですと、内径300mm(300φ)から、内径608mm(608φ)で、10種類ほどを標準サイズとして、マンドレル(鉄芯)をご用意しています。もちろん、標準サイズ以外のオーダーメイドも可能です。

外径は、内径と紙を巻く厚みによって決まります。例えば、内径30cmのマンドレルで紙を巻いて、厚さ3cmにすると、外径は36cmになります。

平巻紙管の長さは、50mm~1,800mmで、1mm単位で切断いたします。内径300mmで、長さ50mmだとすると、リング状の紙管ができあがります。このようなリング状の紙管は、フランジをつけてコネクターを巻くボビンとして利用されることもあります。

特大紙管のことなら、立山製紙にお任せください。