3インチ紙管ラインナップ
当社が製造・販売している内径3インチ(76.2mm)の紙管には、硬質紙管、乾燥紙管、シームレス紙管、口金付紙管、テープ用紙管、クッション紙管があります。それぞれの紙管をご紹介いたします。用途に合わせてお選びください。また、3インチよりも若干内径が大きい、76.5mmや76.7mmの紙管も製造いたします。
硬質紙管
硬質紙管とは、通常よりも強度が高められたスパイラル紙管です。巻き締まりによる紙管の変形を防ぐことができます。硬質紙管の用途としては、主に業務用の食品ラップやシュリンクフィルムなどのフィルムを巻くための紙管として用いられます。
当社の相模工場で製造している内径3インチ硬質紙管は、厚さが1.5~12.0mm、長さが25~2,200mmまで対応しています。
乾燥紙管
紙管は材質が紙ですので、空気中の水分を吸っているものです。そのような紙管では、極端に水分を嫌うものを巻くのに用いることができません。極度に乾燥させた紙管をお探しの方には、乾燥紙管がおすすめです。大型の乾燥機に入れて水分を飛ばした状態でビニール梱包された乾燥紙管を製造しています。
当社の相模工場で製造している内径3インチ乾燥紙管は、厚さが1.5~12.0mm、長さが25~2,200mmまで対応しています。
シームレス紙管
紙管には、紙を巻いたところにどうしても段差ができてしまいます。すると、その段差によって巻いたものに筋が入ってしまいます。非常に高価なテープものを巻くと、最後の部分がロスになってムダが出てしまいます。高価なテープを巻く方には、シームレス紙管がおすすめです。シームレス紙管は、段差を削って表面を樹脂コーティングした紙管です。
内径3インチ・シームレス紙管は、厚さが1.5~12.0mm、長さが25~2,200mmまで対応しています。
口金付紙管
口金付紙管とは、紙管の両サイドに金属製の金物が付いた紙管です。紙管を機械のチャックにセットして使用します。その機械に取り付けるための口金が付いています。
3インチ口金付紙管は、厚さが10mm~15mm、長さが50mm~1,800mmまで対応しています。
表面剥離紙紙管
表面剥離紙紙管とは、紙管の表面に剥離紙が巻いてある紙管のことです。粘着テープを紙管に巻く場合、普通のスパイラル紙管であれば、テープと紙管の紙がくっついて、テープを最後まで使用することができません。そこで、表面剥離紙紙管を用いることで、粘着テープを最後まで使用することができるようになります。
当社の相模工場で製造している内径3インチ表面剥離紙紙管は、厚さが1.5~12.0mm、長さが25~2,200mmまで対応しています。
クッション紙管
一般紙管の表面にクッション材が巻かれた紙管ことです。クッション材は、ポリエチレン製の発泡体および紙製の低密度紙があります。粘着テープを紙管に巻いていくと、テープによる巻き締まりによって、巻いたテープがタケノコ状に変形することがあります。クッション紙管を用いると、この巻き締まりを吸収してくれるので、きれいにテープを巻くことができます。
3インチ・クッション紙管は、厚さが2mm~10mm、長さが50mm~1,800mmまで対応しています。
内径3インチ紙管まとめ
当社工場で製造している内径3インチ紙管の一覧です。ここに記載している厚さや長さよりも、肉厚だったり大きなサイズをお求めの場合もご相談ください。
3インチ紙管 | 厚さ [mm] | 長さ [mm] |
---|---|---|
硬質紙管 | 1.5~12.0 | 25~2,200 |
乾燥紙管 | 1.5~12.0 | 25~2,200 |
シームレス紙管 | 1.5~12.0 | 25~2,200 |
口金付紙管 | 10~15 | 50~1,800 |
表面剥離紙紙管 | 1.5~12.0 | 25~2,200 |
クッション紙管 | 2~10 | 50~1,800 |
外径3インチの紙管も可能
外径は内径と厚さの合計ですので、お求めの厚さの分だけ内径の小さな紙管を製造し、外径を3インチにすることが可能です。ただし、紙管の内径寸法は、紙管製造機のマンドリルの直径寸法によって決まるので、内径のサイズに限りがあることをご了承ください。
ともあれ、内径や外径が3インチの紙管をお探しなら、立山製紙にご相談ください。用途や寸法をお伺いし、最適な紙管をご提案いたします。